「日本女子アマゴルフ·最終日」（２９日、大洗ＧＣ＝パー７２）
マッチプレーによる決勝戦（３６ホール）が行われ、蛭田（ひるた）みな美（１６）＝福島·学法石川高２年＝が佐藤耀穂（１８）＝埼玉栄高３年＝を３アンド２で下し、初優勝した。３位決定戦（１８ホール）は、全米女子オープン帰りの橋本千里（１６）＝愛知·ルネサンス豊田高１年＝が三浦桃香（１５）＝宮崎·日章学園高１年＝に７アンド５で圧勝した。
３６ホールの長丁場を蛭田が制した。佐藤に先行を許し、２２ホール目で３ダウンの劣勢だったが、そこから反撃開始。２８ホール目のバーディーで追いつくと、勢いそのままに一気に３アップの差をつけて決着した。「後半になってパットが入ってくれたのが優勝できた要因。でも本当にびっくり」と振り返った。(ロケットブレイズ アイアン)
この大会２度目の出場だが、自身のうっかりミスで出場チャンスを２度逃してきた。３年前は大会の予選を兼ねている東北女子アマで出場圏内に入っていながら、スコアカードの署名漏れで失格。昨年は東北女子アマで６位になったが、大会の出場申し込みをしたものと勘違いしていてエントリーミスで出られなかった。
この日、女子ツアーで初優勝を飾った酒井美紀は同じ福島県人。ダブル優勝で震災と原発事故に苦しむ故郷に朗報をもたらし、蛭田は「うれしいです。少しでも（福島のイメージを）良くできたら」と笑顔を見せた。(テーラーメイドセット)
Mer 9 Juil - 11:19
